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スユニ72(マユニ78) 2-013

¥2,000 税込

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 1946年、太平洋戦争を終えた日本の鉄道事情は散々なものでした。しかし時代は戦後復興。軍、貨物優先だった戦時下と対照的に旅客需要が伸び続け、戦火を逃れた車両たちを総動員してもとても賄いきれません。そんな中、運輸省は終戦翌年の年より戦災で焼失した客車や電車の使える部品を流用した“戦災復旧客車”の製造を開始しました。これが70系客車です。本系列はとにかく量産することを主眼に置かれたため、簡素な設備ながら様々なバリエーションが存在しました。やがて50年代になると製造技術も回復。劣悪な設備を持つ70系客車は荷物車に改造され諸設備を追加されて活躍します。60年代からは10系客車やマニ60の増備に追われ、69年までには全車が救援車などに改造されるか廃車となりました。救援車となった車は長く車両基地の片隅に佇んでいましたが、 国鉄末期の車両整理事業で多くが解体。 唯一残ったスエ78 15も2007年に廃車となりました。
 本セットは、オハ71から改造されたスユニ72のキットが含まれます。本キットのスユニ72は、客車復旧車のオハ71から改造された0番台をプロトタイプとしています。これらは後年、スエ71に改造され、救援車として車庫の片隅にたたずんでいました。
 オハ78から改造され、3軸台車を履いたグループはマユニ78を名乗っていました(車体は同一)。このグループは後年スエ78に改造され、ラストナンバーのスエ78 15はJR東日本の保存運転用客車として高崎車両センターで最後の活躍を遂げた後に2008年に解体。スエ78 5が小樽市総合博物館に保存されています。
また、台車と床下機器、表記インレタは別売となります。

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