
スロ33(スロ31000)
¥2,500 税込
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本キットはスロ31000由来のスロ33のキットとなります。台車と床下機器、表記インレタ、及び近代化改造部品は別売となります。
スロ33は昭和4、5年にスロ31000として登場しました。(昭和16年にスロ33に改称)
スロ31000は、スロ30800(後のスロ32)に続いて登場した二等車です。スロ30800は長距離運用を前提に転換式クロスシートを装備していました。しかしスロ31000は近距離用として固定式クロスシートを備えた事が特徴です。側窓はこの座席に対応した結果、向かい合わせの座席1組に対し700ミリ幅の窓が2枚1組で配置。側窓が等間隔で並ぶスロ30800とは大きく異なる外観となりました。しかし長形台枠やTR23台車といった下回りはスロ30800を踏襲しています。
スロ31000は当初全車が東京鉄道局に配置。湘南列車(東海道線の東京⇔熱海のの普通列車)で使用されました。その後は東海道線、東北本線、常磐線、鹿児島本線、長崎本線等の急行列車にも併結されています。また、一部は昭和8年末の紀勢西線延伸開業に伴う準急「黒潮号」の白浜口延長運転開始時の阪和電鉄への乗り入れ運用に充当されていたことも有名です。
昭和13、14年には9両が華中鉄道に転出。戦災で7両が廃車となっています。
戦後は16両が進駐軍に接収され、一部は部隊輸送用寝台車スハネ34形などに改造されました。返還後、14両はスロ33形に復元されましたが、2両は復元されず、昭和31年にオハ61と同様の座席を装備の上、三等車スハ37 21・22となりました。
その他のスロ33は連合軍からの接収解除後、22両が復帰。主に東海道本線、山陽本線の普通列車で"並ロ"として使用されました。しかし昭和37年からはオハネ17やオシ16形に台枠などを提供する形で改造され、消滅しました。最後まで残ったスロ33 6/24は、昭和39年に設備はそのままでスハ51形に格下げされましたが、スハ51 6は同年にオハネ17形に改造され消滅。スハ51 24は昭和40年にスハ54 1へ形式変更されましたが翌年廃車されました。さて、元スロ33形の車両としては、いち早く三等格下げを受けたスハ37が最後まで残りましたが、これも昭和41年に廃車されました。
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