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スロ34(スロ30750,30770)

¥2,500 税込

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 本キットはスロ33750由来のスロ34、またはスロ33770由来のスロ34のキットとなります。台車と床下機器、表記インレタ、近代化改造部品は別売となります。
 スロ34は、昭和5年に登場したスロ30750と、昭和11、12年に登場したスロ30770を統一した全室二等客車です。前身となるスロ30750は、昭和5年に特急"燕"、及び1,2等急行用として10両が製造されました。また、スロ30770は昭和11、12年に特急"燕"用に11両が製造されました。車内設備は両者とも定員60名で転換式クロスシートを装備。さらに洗面所が二つある、給仕室がついているなど高級優等列車の二等車といった雰囲気があります。窓割は両者共通ですが、屋根はスロ30750はダブルルーフなのに対し、スロ30770は丸屋根であるといった差異が存在します。
 スロ33750、30770は戦前は特急"富士"や"燕"、"鴎"といった鉄道省の看板列車で活躍しました。これらの編成を再現するには必須といえる車両です。
 戦災で2両が廃車、戦後は6両が連合軍に接収されました。昭和27年までに全車が接収解除されました。接収されなかった車両は、スロ60などの特別二等車が登場するまで"へいわ"、"つばめ"、"はと"などの特急でも使用されました。しかしより設備の良いスロ60などが登場した後は接収解除された車両と共に、初期の特急"つばめ"や"はと"の他、"明星"や"北陸"、"天草"、"青葉"、"鳥海"といった急行列車のほか、普通列車などで"並ロ"として使用されました。
 その後、昭和39年には観光団体列車などの緩急車として、給仕室を車掌室に改造してスロフ34に2両が改造されました。窓割などの外観上の変化はほとんどありませんでした。同年にはスロ341両台枠を流用する形でオハネ17形に改造。残る6両全車が、設備はそのままでスハ52形に格下げされました。
 その後、昭和41年に2両がマニ36形に改造。他形式に改造されなかった4両のうち3両は昭和40・41年に廃車となり、最後まで残ったスハ52 13も昭和43年5月に廃車されました。スロフ34形となった2両については最後まで格下げされず、全室の戦前製二等車(昭和40年ごろは一等車扱い)としては遅い時期まで残りました。これらの残ったスロフ34も昭和42年に廃車となりました。

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